荷物一時預かりサービス「エクボクローク」を運営するecbo(エクボ、東京都渋谷区)は5日、JR九州傘下の不動産管理会社「小倉ターミナルビル」(北九州市小倉北区)と提携し、駅直結型の宿泊施設「JR九州ステーションホテル小倉」で3月1日から荷物預かりを開始する、と発表した。
北九州市を訪問する外国人旅行者は2013年から6年連続で増加傾向にあり、17年には前年から95.6%増えて過去最高を記録。これに伴い荷物の預かり需要も増加しているが、小倉駅周辺のコインロッカーは6か所に計460個、このうちスーツケースが収納できる大型サイズは47個にとどまり、需要が供給を上回る状況が続いている。
JR九州ステーションホテル小倉では、宿泊客以外からも「荷物を預かってもらえないか」という要望が多く寄せられていたことから、受入側のオペレーションが容易なエクボクロークの導入を決めた。
小倉駅はJR九州エリアで博多駅に次いで2番目に降客数が多く、同駅に直結するホテルの利便性を活用し、駅を拠点としたビジネス、観光、スポーツイベントの参加といったニーズに対応していく。また、エクボは実績を積み重ねて「九州全土へと提携規模を拡大していきたい」考え。