東京アールアンドデー(東京R&D、東京都千代田区)は13日、環境省からの委託業務として取り組んできた燃料電池小型トラックの車両開発と公道実証を終えたと発表した。開発した車両は2月27日から3月1日まで開催される「国際水素・燃料電池展FCエキスポ2019」に実車を展示する。
18年度は、開発した車両で配送業務による公道実証を実施し、公道実証では水素エネルギー社会の実現に向け「水素リーダー都市プロジェクト」を進めている福岡市の下水バイオガス原料によるグリーン水素を用いて、福岡市内のエリア共同輸配送の先駆けとされる「天神地区共同輸送」(通称イエローバード)と共同で配送業務を行った。
今後は蓄積した車両の各種データ分析などを進め、開発を継続する。