ラストワンマイルのルート最適化サービスを展開する名古屋大学発のスタートアップ企業。2015年6月に設立。AIで配送ルートを最適化し、配送業務を効率化するシステム「Loogia(ルージア)」を提供している。配送事業者が直面する深刻なドライバー不足や配送コストの高騰を解決し、業務効率化を促進する。ルート作成からリアルタイムの動態管理、ドライバーアプリまで一貫して提供。クラウド上で利用可能なSaaS型と、最適化アルゴリズムを始めとしたコア機能のAPI連携が可能。日本郵便をはじめ、大手配送業者や、食品卸、酒類卸など幅広い業界への導入実績がある。配送時間の30分以上の削減や、ベテランと新人の配送時間の差を1時間から4分差に縮めるなどの効果がある。2019年10月には、トヨタ自動車をリードインベスターに、総額約10億円の資金調達を実施。今後は、ルート最適化の知見を活用し、両社が描くモビリティ社会(MaaS)を実現するため共同開発を進めていく。
「どの車両が、どの訪問先を、どの順に」回ると良いかを、組合せ最適化、統計処理などのAIの最新技術を用いて計算し、最適なルートを提供するクラウド型ルート最適化アプリ。配送先の時間指定だけでなく、ラストワンマイルならではの道路事情(一方通行、Uターン禁止、有料道路の選択)など、様々な現場制約を考慮して最適なルートを作成。配送実績をGPSから収集し、AIが学習するため、使うほど精度が向上する。ドライバーアプリを使用すればリアルタイムでドライバーの動態管理も可能。