トヨタ生産方式で使われる「自動化」は、ニンベンの付く「自働化」です。
「自働化」の語源は、トヨタ自動車の社祖である豊田佐吉氏が発明した自動織機に源流があります。
「自働」とは、機械に善し悪しを判断させる装置をビルトインした機械であり、「自動」は動くだけのものです。機械を管理・監督する作業者の動きを「単なる動き」ではなく、ニンベンの付いた「働き」にすることが「自働化」を意味します。
「異常があれば機械が止まる」ことで、不良品は生産されず、ひとりで何台もの機械を運転できるので、生産性を飛躍的に向上させることができた。