Connectは「繋(つな)ぐ」のこと。Connected Logisticsには、「新技術を活用して物流自体の価値あるいは顧客価値を高める」という意味がある。
2017年7月に閣議決定した総合物流施策大綱(第6次)は、「繋がる」「見える」「支える」「備える」「変化する」「育てる」の6つがキーワード。
Connected Logisticsは「RFIDの利用やIoT、ビッグデータ、AIなど新技術によるデータの活用は、物流ニーズの的確な把握やより効率的な物流の確保、製造・販売分野との相乗効果を生み出す価値創造型の物流を構築すること」であり、これにより「物流に革命的な変化をもたらし、物流自体が有する付加価値の増大に繋がることが期待される」と記されている。
荷主と物流事業者が連携・協働し、例えばトラック予約受付システムを活用して手待ち時間などのムダをなくす、データやシステム仕様あるいはパレットを標準化することで物流を効率化する、鮮度保持技術を活用することで農産物・食品の輸出を促進できることなどが挙げられまる。